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チョイグロ、短い話
ホルマジオ→ジェラート
カニパ要素含みます。
「知ってる?ほほ肉がうまいんだぜ?」
ジェラートは、殺した相手のほほをえぐった。
「カニバリズムってあるよね?人が人を食らう行為。」
「遭難とかしたとき極限状態で行ったり、ただ単純にその人の特殊な趣味で行ったりするやつさ。」
「または、儀式や時には身を守るためにも行われる。」
さっき殺した相手をまるで、料理でもするかのような態度でばらしていく。
みていたら、フルコースができそうな
そんな、雰囲気がある。
「僕は、それが理解できない。」
「いったい、なんでこんな醜い人間の肉を口に入れようとおもうのかな?」
男の顔をこちらに向かせた
今まで悪行ばかり働いてきた
みてて、気分が悪くなる顔だ。
「僕は思わない。君は?」
ホルマジオは、ただ放心状態だった。
ジェラートの質問にちょっと遅れて返事をする。
「え・・・俺も・・・思わない。」
「だろ?でもね、僕はやってみればその気持ちがわかると思うんだ。」
ナイフに付いた肉片を見せつけた
「え?」
「そうだ。」
ジェラートは、その肉片を口に入れた。
「・・・わるくないね。これなら・・・。」
調理方法を考えるジェラート
まるでよい肉が手に入ったから、どんな料理をしようか
と考えている母親のような顔だ。
「ん?ホルマジオも食べてみる?」
そう言って、自分がまだ食べていない方のほほ肉をえぐって
目の前に肉片を突き付けてきた。
「ほら、あーん。」
そう、ここが素敵なレストランとかバールで
つき出されているのが、フォークに刺さったマカロニとかだったら
きっと素敵な情景だ
しかしここは、殺人現場、差し出されるのはナイフに刺さった人肉
唇に触れる。
血が伝って、顎からおちた
「・・・。」
ナイフが離れる。
「・・・やっぱり君じゃだめだな。僕の隣は。」
ナイフの先の肉に口づけをする。
「ソルべだったら、これを食ったろう。お!おいしいな!とかいって。」
ジェラートはそう言って、肉片を捨てた
そして、それを踏みにじった
「さあ、帰ろう。」
ジェラートとの仕事
せめて、ソルべの代わりでよかった
だが、自分は、ソルべの代わりにすら
なれなかった。
ホルマジオは、車にのった。
おしまい
はーい、カニパということで
ごめんなさい。
ホルマジオ→ジェラートです。
ホルマジオは、ソルべのように狂人にはなれなかったというわけです。
まだ、人間ということです。